【FFXI】己の行く先に – アルタナの神兵プレイ日記:バストゥーク編(終) –

これまでは、「過去三国それぞれ → アルタナ」という単位で感想をまとめて書いてたけど、過去三国クエそれぞれのラストは、個別に感想を書いておきます。

バストゥーク編は他二国やアルタナの本筋と違って「黒き未来」の話はあまり絡んでこなかったけれど、それは闇の王編で深く触れられなかったザイドのことを掘り下げていく物語だったからなのかな、と終わってみて感じた。
暗黒騎士になる時にもお世話になったけど、昔の話、あまりしてくれなかったもんね。

とりえあずズヴァール城での移動がめっっっっちゃ面倒でしんどかったけど、お話は面白かった!
以降は語りたいトピック毎につらつら感想書いていきます。

クララ隊長〜〜〜〜〜〜

話の展開としては、クララがいるであろうズヴァール城へ行くぞ!クララ隊長を操っていた敵を倒したぞ!というシンプルなものだったけれど、ザイドがクララを(見方によっては崇拝に近いほど)信頼する理由が語られて、ますますクララ隊長が好きになっちゃった……。

Marquis Amon の影響を感じながらも一人で耐えながら限界まで頑張っていたであろうことを踏まえると、クララ隊長は自分も他人も全部抱え込んでいこうとするタイプなのかな、と思う。ともすれば危うい生き方だけれど、そういうとこがまたいいんだなぁ。

アルタナの神兵、思わぬところからすごく良いキャラクターが現れて、とても満足。
現代ではどうしてるんだろうな、クララ隊長……。

ニコラウスいい感じ

最初はまぁ出るよね、くらいの感覚で見てたニコラウスだけど、話が進むにつれて彼の価値観というか倫理観が垣間見える描写がちらほらと出てきて、「今」に繋がる部分が補強されていったのがよい按配でした。

ズヴァール城外郭でインプから情報を聞き出したあと、何もしないでもなく倒したりするのでもなく、スリプルをかけておくという流れが個人的に好きだった。
もちろん、描写として「死に至らしめる術をかけていた」っていうのはかなり残酷に映るのでそれを避けたという面もあるんだろうけど、備えは怠らないし必要ならば欺くが殺生に対する倫理観は固めっていう、人としての強かさが垣間見えるシーンだったと思う。

過去バストゥークの一連のお話の中でも常にザイドに対する警戒心を強く持っていて、それでもここまでザイドと一緒に戦うのも、個人的な感情と全体の利害に対する意識のバランス感覚が強く見えてよかったな〜。

こういう、体力の限界を越えて繰り出される臨戦態勢なポーズはいいものですね。

闇の王

闇の王自信は、(少なくともバストゥーク編では)姿は見せたものの思わせぶりなセリフだけでこちらにあまり関わってきませんでしたね。彼のことはそれこそ闇の王編などで掘り下げているからそりゃそうだ。

とはいえ、一度倒されて復活したあとのぼんやりフォルムではなく、全盛期のフォルムが見れたのはよかった。だいぶかっこいいデザインしてますねぇ。

バストゥーク編・終

全体的に、キャラクターの描写がよくて満足度が高かったクエストでした。
クララ隊長という新たな登場人物は勿論、ザイドやニコラウスといった既存のキャラクターへの解像度を上げてくれるような描写が多くて、思い入れが深まったなぁと思える。
フォルカーさんは、元の印象通りめっちゃいい人のままだったので(いい意味で)変化なしです。

一通りのクエストを終えたあと、エンドロールではないけれどモノローグと共に過去のバストゥークからおそらく少し先のバストゥークまでの風景が流れていくカットシーンがあったけれど、それもとてもよかった。

バストゥークにとって、この時の冒険者は突如ふらりと現われて戦いを共にしたあと気付けばどこかへ旅立っていた、そんな存在として刻まれたんだろうか。
現代のナジがミスリル銃士隊 No.0 の話をしてくれたので、足跡は残っているのは間違いないけれど、顔や名前は朧げなのかもしれない。

このあたりの、未来と過去のつながりについてはアルタナの本編の方で語られるかもしれないので、ちょっと期待しておこう。

というわけで、サンドリアとウィンダスに向かいます。

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投稿者:

本田そこ

小説を書いたりたまに絵を描いたりするかもしれません。 http://sokosoko.info が本拠地です。

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