三国クエストサンドリア編めっちゃやりたい、やっとけばよかった。
そんな思いに駆られた物語でした。
最後のカットシーンで、少年達が戦争に巻き込まれ大人になっていくまでのお話だったのだとあらためて感じました。

死んだはずのアルフォニミル卿の影を追いかけていったらやっぱりゾッグボッグって展開は予想通りではあったのだけど、まさかエグセニミル達と一緒に現代に飛んで話が転がるとは。
大人エグセニミルとの邂逅はワクワクしたり、ビスティヨの秘密にびっくりしたり、物語の締めとして、勢いがあって楽しい展開でした。
エグセニミル
アルフォニミル卿のこともあって少年騎士団の中では飛び抜けて成長したけれど、どこかそうならざるを得なかった部分も見えて、頼もしさを感じると同時に心配にもなったキャラクターでした。

それゆえに、否応なく人を率いる立場となってしまったことを不安に思っていたのだけど、現代に飛んで成長した自分自身に指導されることになるとは……。
時間移動物でありがちな「タイムパラドックス」という概念について考えたりもしたけれど、細かいことは気にしないのも大事ですね。
アルタナミッションの方で触れたりするかもだし。
大人の方のエグセニミルのことは、サンドリアの三国クエをやっていればもっと知ることができるのだろうか。
アルタナを終えたら次に進む前に三国クエストをちゃんとやりたいなって思いました。やります。

ゾッグボッグ

話自体はシリアスで完全にこいつが元凶のくせに、出てくれば終始コミカルな空気が混ざる不思議な敵だった。
エグセニミルに処されてて全然構わないし今後出てきてほしい気持ちは微塵もないんだけど、嫌いにはなりきれない、そんなやつ。

少年騎士団とサンドリア
エグセニミルは飛び抜けていたけど、他の皆も戦争の渦中にあって少年から大人への道を駆け足で進んでいった、というか、進まざるを得なかったんでしょうね。

ラーアルはいいキャラだったけど、マシェーグを失ったシラヌスがちょっと不穏な引きをしたのがすごい気になっている。竜の力を求めて、ってちょっと怖い。
竜に関連するクエストの関係者だったりするのかな。

ビスティヨの秘密だったり、過去と今を繋ぐ要素だったり、色々と情報が仄めかされたことで、サンドリアについてもっと知りたい気持ちが沸いてきました。
サンドリア編・終
過去サンドリアは、戦争に巻き込まれる少年達という部分が軸にあったことで、過去の三国クエストの中では最もヒリついた空気を纏っていたと思います。
その分、少年達の無邪気なやり取りでバランスを取っていたのかなと思えるのだけど、マシェーグが命を落としたことで、一気に終わりへ向かって加速したように感じました。
以前にも感想を書いたけれど、心のどこかで少年達を聖域のように捉えていたので、だいぶ衝撃が強かった。

物語は少年騎士団を中心としながらも、他の騎士団の姿が時折描かれたことで、サンドリアという国の骨子に対する解像度を上げることができた気もしてまます。
本編の方でもサンドリアの騎士は重要なポジションにいるので、その補間という意味もあるのかもしれませんが。
バストゥークとはまた違った、少し寂しい読後感のあるよいお話でした。


Copyright (C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.