【記】有村麻央。初星学園の可愛くてカッコイイ無敵の王子様。

麻央さんが”一番星”になる瞬間を見届けることができて、本当に良かった。

学園アイドルマスター 2 周年、おめでとうございます。
プロデュースモードにはいよいよ H.I.F 編が実装され、同時に、一部のアイドルから順次という形ではあるものの、STEP4 としてそれぞれのアイドルが H.I.F 本戦に挑む物語も追加されました。
学園アイドルマスターの物語において大きな節目の1つとなるこの時間を、じっくりと味わっていくつもりです。

さて、この記事は、H.I.F 編を遊び、麻央さんのSTEP4を見届けた感想を、ただただ書き連ねているだけのものです。

麻央さんのSTEP4を見届けてからこの文書が世に出るまでに1ヶ月近く経っているのは、色々と感情を揉み込んで消化して気持ちを落ち着けるまでに時間がかかったからです。
素晴らしい体験を浴びて感情が膨れ上がった直後には、叫ぶ以外の手段を持たぬ人間なんですよ。
心の臓から湧き出て、内臓を覆い尽くし、血を巡った思いの丈の原液を人が解する言葉に書き下すのは、なかなかに骨の折れる作業なんです。

以降では、STEP4のシナリオについては麻央さんの話しかしませんが、付随して他のアイドルのSTEP3までの話がちらほら出るかもしれないので、目を通すにあたってはその点、ご了承ください。

H.I.F編プロデュース

いよいよ H.I.F に臨むことになるSTEP4、麻央さんは幸いにしてトップバターを飾る4人のうちの1人だったので、私は 2 周年当日の 5/16、新モードの実装直後から「見て」の麻央さんと一緒に H.I.F 編への挑戦を始めました。

運が良かったのか、あるいは「見て」のポテンシャルと噛み合ったのか、選抜試験は最初の1回で勝ち抜けたんですが、その後の本戦では何度も何度も辛酸を舐めることに。
ラウンド1でしっかりとスコアを出そうとするとドリンクを惜しみなく使いたくなるし、そうするとインターバルでのドリンクガチャがすんごく大変。

本戦を何度も繰り返して粘ったり、敗北を積み重ねながらも「見て」と噛み合うメモリーを求めたり、選抜試験から出直してデッキを整えてみたり……。
H.I.Fボーナスもどんどんと解放していって、最後に勝つための戦略を考えながらプロデュースを繰り返すのは、大変だけど楽しい時間でした。

最近はこんな感じで苦労を味わうタイプのプロデュースをしていなかったので、A+ を目指して必死に試行錯誤をしたり、NIA 編のクリアを目指してひたすら苦労した記憶が甦ってきて、ちょっと懐かしい気持ちにも。

当時はどちらも fluorite で挑んでいたので、今回の H.I.F でもそうしてみようと考えなかったわけではないのだけど、結果的には「見て」で挑んだことで物語的にも強いシナジーが生じていたので、自分としては正解でした。

苦労の末に H.I.F 本戦を勝利できた時の達成感、本当に気持ちがよかった。
ようやく麻央さんを一番星にしてあげられる、その感動が、プロデュースで苦労した分、大きくなっていましたね。
たくさんのスポットライトを浴びて力を蓄え、最後に立ち位置チェックをしてからのコール&レスポンス、というフィニッシュだったのを今でも覚えています。

0番に立つ、その手助けに、ほんの少しでもなれたでしょうか。

有村麻央 STEP4

こんな感じでプロデュースではひいこら苦労をしながらも、親愛度コミュは解放されていくごとにじっくりと味わいました。

麻央さんのSTEP4の物語には自分が見たかったものがたっぷりと詰まっていて、嬉しかったです。
有村麻央という人間と、彼女の歩んできた道のりが力強く煌めいていて、その歩みを見届けることが出来て、とても満足しています。

全体を通して fluorite や「見て」の歌詞とのシナジーも素晴らしかったですね。
この 2 曲の MV は普段から何度も観ているんですけど、STEP4を駆け抜けた後は一回の視聴ごとに感極まってしまうので、却って今は見る頻度が落ちてしまっているくらいです。

楽曲、MV、イラストなどなど、麻央さんを取り巻く世界には素敵なものが溢れていて、そこに携わる皆々様の執念を味わわせてもらえること、幸甚の至りでございます。

STEP4のコミュは、一番星になるまでの道を一気に駆け抜ける形でありながら、初星学園、寮長、3年1組などなど、麻央さんを構成するいろんな要素をしっかりと拾い上げて集約させていく、実に濃密な時間でした。
読み進めるごとに気持ちが高まって制御するのが大変でしたよ、えぇ。

麻央と星南

STEP4の親愛度コミュでも特に素敵だなと思ったのは、 35 話、H.I.F 本戦直前の星南とのやりとり。

一番星を掴もうとしてきたアイドルたちの思いを背負い、それを「花束にして届けにきた」という言葉にして目の前にいる星南に伝えたこと。
ここに至るまでの有村麻央という人間をまさしく象徴する、美しい表現でした。

言葉を紡ぎ、感情を乗せて、最大限の想いを相手に届ける。
ライブの MC 等でもずっと感じていたことなんですが、これって麻央さんの際立った強みの一つですよね。
カッコつけた”ような”台詞になりがちな言葉を、衒うことも恥ずかしがることもなくしっかりとカッコよく伝えられる、素敵な人。
ありのままの自分を出すことに躊躇いがなくなった麻央さんは、本当に無敵。

花束を受け取った星南が麻央を The Little Prince と呼ぶところも、鮮やかで綺麗な返答でした。
初星学園で3年間を過ごし、寮長として愛され頼れる先輩であった有村麻央の集大成として実にふさわしい言葉を、星南は口にしてくれた。
最初の麻央さんは「リトルプリンス」と呼ばれるのがあまり好きでないと言っていたけれど、その肩書きが、これまで築き上げてきた信頼を振り返る形で劇的に昇華された、素晴らしい瞬間でした。

麻央と星南の間には、それぞれの経歴等で対比される要素はいくつもあったけれど、「王子様とお姫様」や「ライバル」といった関係を示したSTEP3を経たうえで、 H.I.F を舞台にした STEP4 では初星学園のみんなを支える存在として「寮長と生徒会長」という構図を強調してきたのは実にニクい。

初星学園という舞台、2人の関係性、そして H.I.F という催しの意義、それらのディテールがより深く見えてくる、巧みな構成だったと思います。
2人のSTEP3衣装がどちらも赤を基調とした鮮烈で優雅なデザインであったのも、実にいいですよね。

麻央とみんな

そして、改めて28話以降を読み直したんですが、他のアイドル達、びっくりするぐらい全員しっかり出てましたね。
もちろん、3年1組の面々やことね以外との距離感は、先輩後輩という形が前面に出ていて気安く近いものではなかったけれど、「初星学園の頼れる先輩」であったことが確かに見て取れて、安心感がある。

その中でも、咲希が自身の内面の深いところまで漏らすような形で話していたのが印象深く、それでいて麻央の受け答えが納得感のある頼もしさと温かさのあるものだったところに、じんと来ました。
佑芽とのやりとりを思い出して色々と察するものはありつつも、踏み込みすぎず、しかし安心できる言葉を返す。まさにカッコよくて頼れる先輩の姿。

咲希は1年の中でも他者への観察力、特に精神面に対する洞察力が高い方なので、入学してから H.I.F までの麻央の変化を見て、何か通ずるところがあると感じたのかもしれないな。

初星学園の生徒達は、彼女達自身の関わりによって一歩ずつ着実に変化していくことができる。

主にサポカコミュやイベントコミュといったプロデューサーのいない世界で語られていることだけれど、麻央さんをプロデュースしている世界でもその雰囲気を感じ取れて嬉しくなったやりとりです。

麻央と燕

一方で、麻央は寮長として頼れる先輩でありつつも、3年1組では等身大の(あるいはもっと子供っぽい)一人の生徒として振る舞っているところもすごく好きなんですよ。

自分は、燕が本格的に登場したことで3年1組の4人の関係性は一つの「完成」を迎え、有村麻央という人間の良さを描ける余地がものすごく広がったと思ってます(もちろん、他の3人の良いところも)。

修学旅行のイベントで表現されていたように、4人ともクラスメイトとしては気安く仲の良い関係だけれども、麻央から見て莉波は互いに燻った時間を共有した”相棒”のような存在で、星南に対してはアイドルとして引け目を感じているところに、そういうことを気にせず遠慮なく(なさすぎるくらいに)やりあえる燕がいるというのは、非常に安心感があります。

床に寝転がって身体を冷やしたり、キザったらしい言葉遣いをしてみたり、寮長という責任感の下で時には過干渉になってしまったり、初期の頃から、頼れる先輩ではない麻央の麻央らしさは描かれていました。
麻央と燕の関係は、それを自然な形で前面に押し出して、且つ、高校生らしくそこに生きている存在としての強度を上げてくれる素晴らしいものでした。

十王星南に次ぐ2番手であり、カッコ良さを売りとする雨夜燕。
アイドルとしての在り方を踏まえると、麻央にとっては複雑な存在に映ったりもするのだろうけど、そんな相手とも同じ環境で過ごし影響し合える場所が、初星学園の3年1組という空間だったんでしょうね。

燕から麻央に向けて、ジャケットが似合うようになったと言ってくれたのもとても嬉しかった。
有村麻央という欲張りなアイドルの在り方が肯定されたと同時に、きっとこの世界では、夢に翔ける麻央の存在が、燕の抱える問題を解きほぐすための一助になったのかもしれないと思えたから。

白草四音に対するアプローチがそれぞれ異なっていたのも、アイドルとしての在り方の違いが反映されていて個人的にグッときたポイントです。

麻央と莉波

麻央と莉波の関係は、学園アイドルマスターが描いている様々な「2人」の関係の中でも、格別に安定感と温暖さに満ちていると思ってます。

そして、この2人の関係性をうまく言い表そうとするのってすごく難しい。
なんらかの比喩表現を用いようとしてもどれもしっくりこなくて、結局「有村麻央と姫崎莉波」と称するべきなのだというところに帰ってきてしまう。

麻央に向けられる莉波の目線には「お姉さん」の優しさとは別の包容力と頼もしさが宿っているのがすごくいいんですよ。
危なっかしい友達を見守るような視点もあるけれど、「役割」を意識することなく接している姿がとてもいい。

同様に、麻央が莉波に見せるカッコ良さには、寮長や王子様系アイドルとしての振る舞いとはまた別の、慈愛と尊重に溢れた柔らかさが前面に出ているところもかなり好きです。

尊敬しあっていて、気安さもあって、頼り頼られながらも互いに個として確立している、素敵な関係ですよね。

初期のサポカコミュで2人がアイドルとしての生き様について言葉を交わしていたシーンが、本当に好き。
おそらく、その当時はまだお互いアイドルとしての将来なんて不透明すぎるくらいの時期であったろうに、更に先の未来、ともすれば人生の終え方に通ずる話題を、しっとりと静かに微笑みあいながら言葉を交わしていたのを見て、儚さを帯びつつも確かな信頼があり堪らなく綺麗だと感じたことを覚えています。

H.I.F 本戦に挑む直前であっても2人がいつも通りの空気を纏いながら会話をしていたあの場面、一際眩く輝いていました。

まとめの言葉に代えて

学園アイドルマスターを始めてからずっと、麻央さんを心の核に据えて過ごしてきました。
その上で、いくつものコミュを読み、人となりを知り、麻央と莉波の関係性や莉波自身のことも強く想うようになった人間でもあります。

今は、SUGAR FLAVOR のお披露目から一年半ほど経った頃でしょうか。
この曲がとうとう、2人のユニット RippleSign の楽曲としてゲームに実装されましたね。

お二人の衣装、とても素敵です。
本当に素晴らしい組み合わせです。
それはきっと、2人のアイドルとしての一般的なイメージをただ逆転させるのではなく、可愛さとカッコ良さ、優しさと頼もしさ、あらゆる選択肢をどれも諦めない、キラキラとした欲張りの帰結なのでしょう。

2人のSTEP4を見届けた後だからこそ、強く確信していることがあります。
2人のアイドルに共通する大きなテーマの1つが「どれも諦めない」であると。

だからね、私も諦めちゃいけないんですよ……諦めちゃぁ……。

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不明 のアバター

本田そこ

小説を書いたりたまに絵を描いたりするかもしれません。 http://sokosoko.info が本拠地です。

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